初めてのホステルはリスボンの6人部屋でした。夜11時に到着して、天井の蛍光灯をつけて、部屋の真ん中でバッグを全開にして荷ほどきを始めて、5人が寝ている中で20分間ビニール袋をガサガサやりながら歯ブラシを探しました。
あの日、私が「全員に黙って嫌われる人」でした。
ホステルのマナーは、どこにも書いていません。空気を読んで覚えるか、失敗して学ぶか。たいていは暗闇の中で、誰かにため息をつかれながら自分のベッドを探している最中に学ぶことになります。
というわけで、何年もドミトリー生活をして、イライラされる側もイライラする側も経験した私が学んだことを全部まとめます。
照明問題
これが一番大事です。夜10時以降は、天井の電気を絶対につけない。何かを探すためでも、荷物を整理するためでも、医療緊急事態以外の理由では絶対にダメ。みんな寝ています。暗闇の中で天井の蛍光灯は凶器です。
スマホのライトを下に向けて使う。もっといいのは、小さなヘッドランプかクリップ式のブックライトを持っていくこと。夜に必要なもの――パジャマ、歯ブラシ、充電器、耳栓――は消灯前に全部準備して、ベッドの上か手の届くところに置いておく。暗闘の中でバッグをゴソゴソする必要がないように。
バーから遅く帰ってきたときも同じ。スマホのライトで移動。ベッドを見つける。入る。残りは朝やる。
音の話
ビニール袋って、なぜか朝6時の静かなドミトリーでは音量が10倍になるんです。理由はわからない。でもなる。荷物はパッキングキューブか柔らかいポーチに入れてください。これひとつで、ホステルの宿泊客の上位20%に入れます。
アラーム。早起きが必要なら、バイブレーションのみに設定してスマホを枕の下に。スヌーズを何回も鳴らすのはドミトリーでは反社会的行為です。1回のアラームで起きる。
会話。共用スペースに移動してください。ヒソヒソ話でも静かな部屋では聞こえます。特に夜は。電話するなら部屋を出る。旅のパートナーと明日の予定を相談するなら、下のバーでビールを飲みながらやる。寝ようとしている人がいるドミトリーでやらない。
ジッパー、マジックテープ、バックル。ゆっくり開ける。朝5時半の「ジーーーーッ」は部屋全体を起こします。
自分のスペース
あらゆる面を占領しないでください。あなたのスペースはベッドと、あれば棚かロッカー。それが領土。靴はベッドの下。バッグはベッドの上かロッカーの中。濡れたタオルは他人のベッドにかけない(実際に見たことがあります。今でも信じられない)。
ロッカーを使う。南京錠を持っていく。ほとんどのホステルはロッカーを用意してくれるけど、鍵は提供しない。パスポート、スマホ、財布など大事なものは、出かけるときにロッカーに入れる。ホステルでの盗難は珍しいけどゼロじゃない。そしてほぼ必ず、出しっぱなしのものが狙われます。
共用冷蔵庫の食べ物にはラベルを貼る。というか、高い食材は入れないほうがいい。バックパッカーたちの共用冷蔵庫モラルは、驚くほど柔軟です。
バスルームのマナー
共用バスルームなら、ピークタイム(朝と夜)はシャワーを短めに。髪の毛は片付ける。洗面台を拭く。洗面用具を散らかさない。
バスルームがドミトリーに併設されている場合、深夜のシャワーは微妙なライン。水音は浅い眠りの人を起こします。朝早めが思いやりのある選択。
シャワーサンダルは必ず履く。必ずです。どんなにきれいに見えるホステルでも。履いてください。
暗黙の社会契約
ホステルが機能するのは、ほとんどの人がこの暗黙の契約を守っているからです。共用スペースでは社交的に、ドミトリーでは静かに。
共用ルーム、キッチン、バー、テラスが人と出会う場所。ストーリーを共有して、一緒に冒険を計画する場所。それがホステル生活のソーシャルエンジンで、これは本当に素晴らしいものです。
でもドミトリーは寝る場所。たまり場じゃない。ベッドに座ってTikTokを音量ありで見ない。二段ベッドからFaceTimeしない。ルームメイトが寝ようとしているのにドミトリーでプレドリンクしない。全部しょっちゅう起きていて、全部迷惑です。
社交的になりたいなら、共用ルームに行く。キッチンで料理する。パブクロールに参加する。ウォーキングツアーに申し込む。誰かに誘われたら行く。正しいスペースにいれば、チャンスはいくらでもあります。
ホステルの選び方
ホステルは全部同じではありません。バルセロナのパーティーホステルと京都の静かなブティックホステルは、まったく別の体験です。レビューを読んで、手がかりを探す。
社交を求めるなら、バーがある、イベントがある、「最高の雰囲気」「素敵な出会い」というレビューがあるホステルを選ぶ。睡眠を求めるなら、ポッドベッド、カーテン付きの二段ベッド、小さいドミトリー、「静かで清潔」というレビューがあるホステルを選ぶ。
部屋のサイズは想像以上に重要。4人部屋と16人部屋はまったく別の体験です。少人数=いびきが少ない、アラームが少ない、深夜3時の酔っぱらいルームメイトの確率が低い。数ドルの差額の価値はあります。
下段ベッドか上段ベッドかは、ちゃんと考えたほうがいい。下段は出入りが楽だけど、プライバシーは低い。上段はプライバシーがあるけど、夜中に静かにはしごを降りるのは技術がいる。私はいつも下段派だけど、好みの問題です。
年齢とホステル
「ホステルは20代のギャップイヤーの若者だけのもの」という思い込みがあります。間違いです。退職者、家族連れ、サバティカル中の社会人、あらゆる年齢の人とドミトリーを共にしてきました。誰もあなたの年齢なんて気にしていません。
とはいえ、パーティーホステルがしんどいなら、バーのないホステルや「フラッシュパッカー」向けの宿を探す。今は多くのホステルが、ホテルより安いけど共用スペースのあるプライベートルームを提供しています。いいとこ取りです。
これがあれば生き延びられる
耳栓。 交渉の余地なし。どんなに静かなホステルでもいびきをかく人はいます。薬局で売ってるフォーム耳栓で十分。フォームで足りなければシリコン製を試す。
アイマスク。 誰かが遅く帰ってきてスマホのライトを使う。朝日が昇ってカーテンが薄い。アイマスクが両方解決します。
速乾タオル。 ホステルのタオルは、提供されていても薄くて悲しい。マイクロファイバーの旅行タオルは速く乾いてコンパクトに畳める。
南京錠。 もう言いましたが、繰り返す価値あり。持っていく。
モバイルバッテリー。 ベッド近くにコンセントがあるとは限りません。充電済みのモバイルバッテリーがあれば、ドアの横の唯一のコンセントまでケーブルを這わせる必要がない。
ビーチサンダル。 シャワー用。夜中のトイレ用。水を取りに下に行く用。足が感謝します。
ホステルの本音
ホステルは旅の最高にも最悪にもなりえます。いいホステルは、即席のコミュニティ、スタッフからの地元情報、安い宿泊、そして時に何年も続く友情をくれる。悪いホステルは、眠れない夜、消えたシャンプー、そして原因不明の発疹をくれる。
その差はたいていホステル自体じゃなくて、その夜たまたま同じ部屋にいる人たち。6人の静かで思いやりのある旅行者かもしれないし、マンチェスターからの独身パーティー御一行かもしれない。くじ引きです。そのランダムさも体験のうち。
基本的な思いやりを持ってホステル生活に臨めば、大丈夫。静かに荷造りして、静かに寝て、正しい場所で社交して、隣のベッドの人もあなたと同じくらい疲れていることを忘れないでください。



